Monday, December 2, 2013

<速報>河井博大がツアー初優勝!遼は12位タイ




2011年05月15日16時23分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 河井 博大 -9
2 ベ・サンムン -7
3 キム・キョンテ -4
松村 道央 -4
5 P・マークセン -1
池田 勇太 -1
7 キム・デヒュン 0
藤田 寛之 0
丸山 大輔 0
10 キム・ドフン +1


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<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 最終日>◇15日◇小野東洋ゴルフ倶楽部(7,158ヤード・パー71)

 兵庫県にある小野東洋ゴルフ倶楽部で開催された、国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」の最終日。首位タイスタートの河井博大が、スコアを3つ伸ばしてトータル9アンダーでホールアウト。メジャーという大舞台でツアー初優勝を挙げた。

 2位はトータル7アンダーのベ・サンムン(韓国)、3位タイには金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)と松村道央石川遼はトータル2オーバー12位タイに終わった。

【最終結果】
優勝:河井博大(-9)
2位:ベ・サンムン(-7)
3位T:金庚泰(キム・キョンテ)(-4)
3位T:松村道央(-4)
5位T:プラヤド・マークセン(-1)
5位T:池田勇太(-1)
7位T:キム・デヒュン(E)
7位T:藤田寛之(E)
7位T:丸山大輔(E)
10位T:金度勲(キム・ドフン)(+1)
10位T:小田孔明(+1)
12位T:石川遼(E)他3名

「悪いところ見当たらない」遼、足踏みも納得のゴルフで12位タイ




2011年05月15日17時34分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 河井 博大 -9
2 ベ・サンムン -7
3 キム・キョンテ -4
松村 道央 -4
5 P・マークセン -1
池田 勇太 -1
7 キム・デヒュン 0
藤田 寛之 0
丸山 大輔 0
10 キム・ドフン +1


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12位タイに終わったが次につながると石川は確信(撮影:米山聡明)








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<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 最終日>◇15日◇小野東洋ゴルフ倶楽部(7,158ヤード・パー71)

 「噛み合わない1週間でした」その言葉を象徴するようなラウンドで、石川遼の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」はトータル2オーバーの12位タイ幕を閉じた。

「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る

 首位とは9打差でスタートした石川は、2つのパー5でバーディを奪いまずまずの立ち上がりをみせる。しかし、その後はショット、アプローチ、パターが噛み合わず結局最後までスコアカード通りのプレーで足踏み。マッスルバックに変えたアイアンショットは度々光るものを見せたが、5メートル以内のチャンスがことごとく決まらず。この日投入したL字タイプのエースパターもチャージを演出することが出来なかった。

 それでも、ホールアウト後の石川の表情は明るかった。「悪いところは特に見当たらないですね。1日もスッキリ出来る日がなかったけど、12位タイですから。ゴルフの底上げが出来てきた。この順位で上がれたことはすごく意義があると思います」こだわりを見せるバーディ数が少なく不満は残るが、3日目の4連続以外はピンチの場面でもボギーを叩かない粘り強さを見せて上位でプレーを終えられたことに、満足といった様子だ。

 さらに、今大会では実戦初投入のマッスルバックアイアンへの手応えを感じたのも収穫だ。「平均で5ヤードくらい飛距離が伸びていた。一番手下のクラブを使えると全然違ってくると思う」距離に対してより短いクラブを使うことが出来れば、硬いグリーンでもスピンを効かせた球を上から落としてデッドにピンを攻めることが出来る。攻めのゴルフを身上とする石川らしいプレーにはうってつけのクラブだ。

 予選ラウンド同組で回った中嶋常幸からも「若いうちはマッスルバックを使ってフェースのどこにボールが当たっているかを感じることが出来ないといけない」とすすめられたこともあり、「これからずっと使っていこうと思います」と継続使用を決定。この新兵器を武器に世界へ向けて戦っていく。

【最終結果】
優勝:河井博大(-9)
2位:ベ・サンムン(-7)
3位T:金庚泰(キム・キョンテ)(-4)
3位T:松村道央(-4)
5位T:プラヤド・マークセン(-1)
5位T:池田勇太(-1)
7位T:キム・デヒュン(E)
7位T:藤田寛之(E)
7位T:丸山大輔(E)
10位T:金度勲(キム・ドフン)(+1)
10位T:小田孔明(+1)
12位T:石川遼(E)他3名

「長かった」プロ16年目河井博大、メジャーでツアー初優勝!




2011年05月15日18時05分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 河井 博大 -9
2 ベ・サンムン -7
3 キム・キョンテ -4
松村 道央 -4
5 P・マークセン -1
池田 勇太 -1
7 キム・デヒュン 0
藤田 寛之 0
丸山 大輔 0
10 キム・ドフン +1


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メジャーの大舞台で嬉しい初優勝(撮影:米山聡明)








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<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 最終日>◇15日◇小野東洋ゴルフ倶楽部(7,158ヤード・パー71)

 シード落ち、QT失敗、ガマンの連続だったプロ生活16年。河井博大がツアー初優勝をメジャータイトルで飾る快挙を達成した。国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」の最終日。首位タイからスタートした河井が、べ・サンムン(韓国)とのしびれる戦いを制しトータル9アンダーで優勝を飾った。

河井、首位タイ浮上の要因は…遼のハコ打ちパター練習?

 勝利を引き寄せたのは15番から始まる魔の上がり4ホールだった。500ヤードを超える15番パー4で6メートル残ったパーパットを執念で沈めると、17番パー3では手前エッジから8ヤードをねじ込んで一歩抜け出した。そして迎えた最終18番。べ・サンムンが先にパーパットを外し、ボギーでも優勝という状況だったが、90センチのラインを慎重に読みパーパットをカップへ沈めた。両手を天に突き上げグリーン上で思わず涙をこぼした。

 そして、アテスト小屋に向かう時に高校の先輩で恩人の田中秀道の姿を見つけると熱い抱擁。優勝インタビューでも「秀道さんには本当に感謝しています。ずっと秀道さんの言うことを聞いてやってきたので…」と言葉にならない。99年から練習を共にし、事あるごとにアドバイスをもらってきた先輩にようやく恩返しが出来た瞬間だった。

 河井は99年のQT4位の権利で2000年からツアーに参戦。翌2001年に賞金シードを落とすと2004年まで4年連続でQTに失敗。2005年のQTでようやくツアーに復帰したものの、2007年には再びQTで失敗してしまう。この時は、田中に「やめたいと思う」と打ち明けるほどのショックを受けた。しかし、「やっぱりゴルフが好きで好きでしょうがない。球を打つのが好きなんですよね」と立ち直ると、田中が「尊敬する」と語るほどの練習量で2009年から賞金シードをキープ。「96年にプロテスト合格してから今日まで、やっぱり長かったですよ。でも今思うと、この瞬間を目標に頑張ってきたんだなと思います」辛く苦しくもあった16年間の歩みがこの大会で結実した。

 日本プロゴルフ選手権がツアー初優勝となるのは、09年大会の池田勇太以来。「こんな僕でいいのかなという思いはありますね」と実感は沸いていないが、まぎれもない快挙だ。「これからもっと強くなって、一流のプロゴルファーになっていきたい。すべてをもうワンランク上にしていきたい」大きな壁を破った39歳のショットメーカーは、これからどう変わっていくのか。ツアーにまた一人楽しみな選手が現われた。

【最終結果】
優勝:河井博大(-9)
2位:ベ・サンムン(-7)
3位T:金庚泰(キム・キョンテ)(-4)
3位T:松村道央(-4)
5位T:プラヤド・マークセン(-1)
5位T:池田勇太(-1)
7位T:キム・デヒュン(E)
7位T:藤田寛之(E)
7位T:丸山大輔(E)
10位T:金度勲(キム・ドフン)(+1)
10位T:小田孔明(+1)
12位T:石川遼(E)他3名

田中秀道、サングラスに隠された目には…




2011年05月15日18時27分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 河井 博大 -9
2 ベ・サンムン -7
3 キム・キョンテ -4
松村 道央 -4
5 P・マークセン -1
池田 勇太 -1
7 キム・デヒュン 0
藤田 寛之 0
丸山 大輔 0
10 キム・ドフン +1


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河井の勝利を誰よりも信じていたのは田中秀道だった(撮影:米山聡明)






<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 最終日>◇15日◇小野東洋ゴルフ倶楽部(7,158ヤード・パー71)

 国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」は39歳河井博大のツアー初優勝で幕を閉じた。その歓喜の瞬間を特別な思いで見届けた1人の選手がいる。河井の高校の1年先輩にあたる田中秀道だ。

「長かった」プロ16年目河井博大、メジャーでツアー初優勝!

 田中は96年に河井と高校卒業以来の再会を果たすと、もっているポテンシャルとは裏腹になかなか芽がでてこない後輩を思いやり、練習を共にするようになる。99年にはくすぶっていた河井を見かねて、自身のホームコース瑞陵ゴルフ倶楽部のある「名古屋に出てこい」と声をかけ自らの元に呼び寄せ、生活を含めて全面的に面倒を見るまでに。

 自身が米ツアーに参戦している際にも、欠かさず連絡をとり助言を与えてきた。3年前、河井がシード権を落としQTにも失敗した際「ゴルフをやめようと思います」というメールが届き音信不通になった時にも「ツアーに来て俺の面倒を見ろ」と留守電にメッセージを残すなど懸命に引きとめ、どん底にいた後輩を励まし続けた。

 首位タイで最終日を迎えた河井に、朝のパッティンググリーンで「お前は絶対に勝てないから心配するな」と2回3回と念を押すように声をかけた。勝負の一日を前に緊張する後輩に、思いやりにあふれた毒舌。しかし、もちろん本心は違う。「勝つのはむしろ遅かった。学生の頃から上手だったんです。いつでも90点以上のショットを打てる選手。このコースならいけると思ってました」と誰よりも河井の勝利の予感を感じながら自身のスタートホールへ足を向けた。

 そして、迎えた歓喜の瞬間。アテスト小屋で見届けるとグリーンサイドへ足を運び、自分より2回りは大きい河井を受け止め「やってて良かったな」。そう声をかけた師匠のサングラスで隠された目には、今にもあふれそうな涙が溜まっていた。

【最終結果】
優勝:河井博大(-9)
2位:ベ・サンムン(-7)
3位T:金庚泰(キム・キョンテ)(-4)
3位T:松村道央(-4)
5位T:プラヤド・マークセン(-1)
5位T:池田勇太(-1)
7位T:キム・デヒュン(E)
7位T:藤田寛之(E)
7位T:丸山大輔(E)
10位T:金度勲(キム・ドフン)(+1)
10位T:小田孔明(+1)
12位T:石川遼(E)他3名